マイニングもGameFiも終わりついにはBTCの価格が20000$タッチ。いよいよ仮想通貨の終わりが見えた今日このごろ。そろそろ握力が限界です。
1 BTC=1億円を夢見てホールドを続けるためにも何かしらの報酬がほしいところ、というわけで今回は私がやっている暗号資産(+ステーブルコイン)のステーキング先を紹介します。
目次
結論
BTCやイーサリアムなどの暗号通貨
⇨FTX JP:全通貨無条件で利率8%
USDT BUSD USDCなどのステーブルコイン
⇨Binance:USDTとBUSDそれぞれ2000$まで利率10%
ここよりも利率が高い取引所はいくつかありますが、取引所の資本の大きさや手軽さ、償還の手間から考えるとこれが最適解です。その理由をこれから解説して行きます。
取引所の安全面
何を持って安全とするかは難しいところではありますが、今回はコインマーケットキャップが発表している信用スコアをもとに判断していきます。
この信用スコアによると信用できる取引所と言うのは
・Binance ・FTX ・コインベース ・クラーケン ・Kuコイン ・Bitfinex ・Gate.io ・Huobi ・Gemini
その中でも日本でもサービスを行っている取引所はFTXとクラーケン、Huobiくらいですかね。ちなみにみんな大好きBinanceですが日本では登録されていないので実はグレーな取引所です。それでも私が使っていてクリプト民みんなから愛されているのはBinanceが暗号資産取引所として圧倒的な規模を誇っているからです。
暗号資産をある程度触っている人はわかると思いますがこの世に存在する暗号資産取引所はBinanceとそれ以外です。それほどBinanceの資本規模は大きく日本の取引所はもちろん世界のどの取引であろうとBinanceの足元にも及びません。
つまり、アメリカが崩壊したら資本主義が崩壊するのと同じくBinanceが崩壊したら暗号通貨が崩壊します。故にグレーゾーンを犯してまでみんなBinanceを使っているわけです。
さらにこの中で業界最高水準に近い利率でステーキングサービスを提供してくれているのはFTXとBinanceだけ。しかもFTXJPは日本の規制のせいでステーブルコインが扱えない。よってステーブルコインステーキングの第一選択はBinanceになるわけです。
ステーキングの利率
私もすべてを知っているわけではないですが、まずはBinanceで行えるフレキシブルセービング利率とFTX earnのを並べてみます。
Binance
BTCは0.01 BTCまで5%
ドルステーブルコインのUSDTとBUSDは2000$まで10%
ちなみに米国債10年利回りが約3.2%。日本国債10年だと0.2%です。
暗号資産の取引所で使われるAPYとは複利を考慮した利回りなので実際の利率はもうちょっと低いです。
FTX JP
とてもシンプルで上記の通貨は10000$まで利率8%です。
いまのドル円レートで行くと140万円まで8%の利率が適応されるわけです。
ステーブルコイン4000$とBTC10000$分をポンッと積めるならまだしもちょっとずつ積んでいく場合、これ以下の取引所は使う価値がありません。それを踏まえて他のステーキングサービスを調べてみます。
国内レンディングサービス
コインチェックやGMOコインにはレンディングサービスがありその利回りは最大5%です。もうすでに比べるまでもありません。ゴミです。なんならコインチェックは出金手数料は0.0005BTCとかなり高いです。国内取引所に資金を入れて多少小銭を稼いでも手数料で持っていかれます。メリットとしては破綻したときに本社に殴り込めるくらいです。
Bitlendingというレンディング専門の国内サービスもあるみたいですが、そちらの最大利回りは一律8%とのこと。
クリプト界隈に限りませんが国内金融サービスが海外の金融サービスに勝てる要素ってあんまりないです。国際的な価値の保存を求めて暗号資産を保有しているのなら、基本的に海外サービスを使うことをおすすめします。
海外レンディングサービス
次に紹介するのは海外のレンディングサービス。私もすべてを知っているわけではないので今回は有名なやつを一つ紹介します。
イギリスの会社がやっているNexo(ネクソ)というサービスです。当然日本では登録されいない業者でありBinanceと同じくグレーではありますがなんと日本語対応。まあ、肝心な規約とか手数料のページは英語なので翻訳して読んでください。
BTCは最大7%、ETHは最大8%。USDTやUSDCのドルステーブルコインは最大12%といい感じです。ただ最大というのが引っかかります。条件も見てみます。
なかなか難しいことが書いてありますが要約すると
基本利率が
BTC 3%
ETH 4%
USDT 8%
USDC 8%
その他ドルステーブルコイン 8%
・プラチナランク(資産の10%以上を独自トークンNexoTokenで保有) +1%(ステーブルコインは +2%)
・利息を独自トークン(Nexo Token)で受け取る & プラチナランク +2%
・一ヶ月ごとのロックアップ(暗号資産のみ) +1%
暗号資産に関してはFTX earnの勝ちですが、ステーブルコインの方は最大利率まで持っていければ一考の価値はあるかなぁといった感じ。ちなみに手数料ですがノーマルランクで月1回プラチナランクで月5回まで無料で出金できるみたいです。このへんは良心的です。
良い点はプラチナランクであれば4,000,000$現在レートで5億円まで積めるところ。ステーブルコインとBTC両方積めば10億円まで利率12%と7%で積めます。まあ、私は小市民なので縁のない世界ですが、どうしてもお金が余ってる人は検討してみてください。
流動性ステーキング
クリプトの世界には魔界と呼ばれる界隈があり、そこでは我々の想像も及ばないようなハイリスクハイリターンな取引が行われています。そこで比較的リスクが少なめなのがステーブルコイン同士のペアを組んでのステーキング(流動性マイニング?)。これの利回りがざっくり3.0%。更にレバレッジをかけることで利率が最大30%くらいになります。
ただしこれ、翌日には-20%になったりします。常に見張っておけるならまだしもほったらかし投資としてはイマイチ。リスクと手間に対して利回りが不安定過ぎます。それでもやりたい人は「impermax」とか「bybit 流動性マイニング」あたりで調べてください。
利率まとめ
取引所 | 利率 | 備考 |
Binance ステーブルコイン | 10% | 2000USDT+2000BUSDまで |
FTX JP | 8% | 10000$まで(暗号資産のみ) |
国内レンディング | 5% | ゴミ |
海外レンディング (Nexo) | 12%(最大) | 資産の10%を独自トークンで保有 +報酬をトークンで受け取り |
魔界 | 30%(最大) | レバ20倍+利率は変動 |
安全にかつ高い利回りというとやはりBinanceとFTX一択です。
4000$以上積むなら?
ここからはもうすでにBinanceに4000$積んだ人向けのサービスを紹介します。Binance以外にも2000$まで利率10%を実施している取引所はいくつかあります。今回はコインマーケットキャプの信用スコア順に紹介していきます。
OKex
Chiaが取引できる取引所です。Chiaマイニングをしていた方ならアカウント持っている方も多いんじゃないでしょうか。eKYCによる本人確認を行うことで2000 USDTまで10%の利率を適用できます。日本語未対応ですが、アカウント自体は5分で作れるのですぐに2000USDT入金できますね。
ちなみに似たような名前のOKcoin japanという取引所がありますがこれとは別のところです。そもそも日本の登録業者はUSDTを始めとするステーブルコインを扱うことができません。ステーブルコインの取引やステーキングを行っている取引所は十中八九日本では無登録業者です。
私は使ってない(Chia/XCHを置いてるだけ)なので使い勝手はわかりませんが、取引残高がそれなりに多く信用できる取引所だとは思います。
bybit バイビット
UIがBinanceライクなシンガポールの取引所です。クリプト界隈では100倍レバ取引が人気らしいですが、私はアカウントすら持っていません。Binanceや他の取引所と同じく日本では未登録のグレーな取引所ですが日本語対応なのがいいですね。
2022年9月6日から商品の見直しで以下の利率が適応されるみたいです。記事を読んだ感じだとロックアップなしのフレキシブルステーキングでの利率っぽいです。
特にUSDTの12.0%は熱い。間違いなく業界最高水準です。Binance以外でBUSDのステーキングができるのもいい感じです。OKexよりも信用スコアは低いみたいですが3000$なら致命傷で済むのでお金に余裕があるならと言ったところ。
その他の取引所
一応Kuコインが100USDTまで10%つくみたいです。最近、ステーブルコインのステーキングで2000$まで10%はトレンドになってるので他の取引所も追従してサービスを始めるかもしれません。
しかし、この10%どこから調達してるんでしょうか?完全に謎です。LUNAの一件でTerraUSDが吹き飛んだようにUSDTがドルペッグ(ドルに連動)しなくなる可能性も十分考えられます。そのあたりはちゃんと自己責任でお願いします。
ステーブルコインどれが安全か問題
USDTやUSDC、BUSD、DAIなどのステーブルコインどれが安全かという問題に触れておきます。
まず私がこの中で一番安全だと思っているのがBUSDです。
BUSDは内訳資産を公開しています。その中身のすべてが米国ドル及び米国債で構成されており、他のよくわからない資産(私が勉強不足で理解できていない資産)で裏付けられている他のステーブルコインとは一線を画します。時価総額もステーブルコインの中では3位とイチ取引所が発行するステーブルコインとしては十分信用に値します。
次点でUSDCです。USDCが信用できるというよりかはUSDTが信用できなさすぎて、USDCのほうがいくらかマシという考えです。TerraUSDの一件でUSDTの裏付け資産が問題になり、「USDTの裏付け資産のほとんどは信用の低い債権で構成されているのでは?」という噂が流れました。テザー社は否定はしたものの口ではなんとでも言えます。それに比べてUSDCはそういた噂が立っておらず一応はバックに大きな企業(コインベースやゴールドマンサックス)があるため比較的安全だといえます。
DAIについては触ったことないのでなんとも言えませんがイーサリアムを担保にドルを発行するというのがよくわかりません。正直LUNAの一件のイーサリアム版が起こったら最初に吹き飛びそうだなぁと。
TrueUSDは概要読んだ限りでは信用できそうですが、取り扱ってる取引所が少ないのでなんとも…。そもそも利率10%付きませんし。
まとめるとBUSDが一番安全で時点でUSDC、USDTはあんまり信用してないけど発行量がおおいので使っているという感じです。
もし100万円積むなら?
こんな記事書いといてあれですが、私自身Binanceの4000$枠ですら埋められていません。米ドルの価値を保ったまま10%であれば大半の日本株。下手したらS&P500なんかのインデックスよりも良いパフォーマンスが出せるかもしれませんが安月給なので入金力が足りません。ドル円140円ですからね。給料をドルに替えるだけでも一苦労です。
そのうえでもし今から100万円分暗号資産に投資できるならの話をします。
①30万円分(約0.1BTC)をFTX JPの8%へ。
②残りを
BinanceのBUSD→BybitのBUSD→BinanceのUSDT→BybitのUSDT→OKexのUSDT
の順番で投資していく。
こんな感じ。実際には取引所を分けると面倒なのでBinanceとFTX JPだけで完結させたいところではありますが新規で100万円入れるならこれです。イーサリアムのアップデート落ち着いたら1ETHくらいFTXの方に入れてもいいかなと。
まとめ
今回は暗号資産の冬を耐えるために資産をどこに置けばいいかということを書きました。後半は私の個人的な意見がだいぶ含まれますが、
ステーブルコインはBinance
暗号資産はFTX JP
は2022年9月時点での最適解ではあるかと思います。
BTCは半減期を迎えるたびにブームがやってきてそのたびに高値更新します。前回は2020年に半減期を迎えその後700万円を超えたあと300万円くらいで落ち着いています。次の半減期は2024年らしいのであと2年は耐えないといけません。未来のことはなんとも言えませんが今のところは半減期のたびに仮想通貨ブームが来ています。次のブームを乗りこなすために今はステーキングで耐えましょう。
二年後また仮想通貨で盛り上がれることを願っています。それでは
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