10万円以内×HiveOS×flockpoolで始めるRaptoreumマイニング

マイニング/暗号通貨

Ryzen9 5900xでRaptoreum専用機を組んだ私、ハッシュレートが激増して掘れ高が下がってもう遅い、来年にはRyzenの在庫が全滅しても知らないんだからね。
~1RTM=1$の世界線で幸せに暮らします~

久しぶりに自作PCを組んだので記事を書きます。内容はタイトル通りです。勢いにまかせてRyzen9 5900xを買ってしまったので、少しでも被害者が増えればいいな。

Raptoreumとは

これは有識者の方がさんざんまとめてくれてるので、そっちを読んだほうがわかりやすいです。簡単に説明すると“CPU”でのマイニングに適したPoWの仮想通貨でつい数週間前(2021年11月頭くらい)まで1-2円の間をウロウロしてたのが急騰。1RTM=7円くらいになって話題になりました。一時期は5900xや3900xなどの結構最近のRyzen CPUで報酬がデイリー1000円を超え、ハッシュレートが一気に増えて価格は7倍、ハッシュレートも7倍といった状態に。

実際にメルカリの5900xも狩りつくされているっぽいです。

構成紹介

例に漏れず私もRamptoreumブームに乗っかって失敗したわけです。

しかし、そこは脳あるマイナーの私。

無理やり10万円以内に収めることで、今年の経費に全額ぶち込んでやろうという魂胆でお見積もり、かくしてハイエンドCPUに格安マザーにメモリ8gb、電源は550Wのブロンズ、クーラーだけは空冷最強のASSASSIN Ⅲというアンバランス自作機が完成しました。

【CPU】AMD Ryzen 9 5900X BOX ¥68,979 @最安
【CPUクーラー】DEEPCOOL GAMER STORM ASSASSIN III DP-GS-MCH7-ASN-3 ¥9,340 @最安
【メモリ】CFD D4U2666PS-8GC19 [DDR4 PC4-21300 8GB] ¥3,737 @最安
【マザーボード】ASRock A520M Pro4 ¥6,980 @最安
【電源】玄人志向 KRPW-BK550W/85+ ¥4,980 @最安
【合計】¥ 94,016

CPUは最安のショップだと中国の並行輸入品なので、別のショップで購入して+3000円といった感じ、これにUSBメモリと100均の収納ボックスをつけても10万円以内に収まります。

自作PCなれてる人なら気がつくかもしれませんが、これGPUないので映像出力できません。ですが、HiveOSなら初期設定さえ終わってしまえば後はブラウザから管理できるので問題ないです。

え?グラボを入れるとどう頑張っても10万円以内に収まらない?あなたの家を探してみてください。いっぱいグラボがぶら下がっている機械ありますよね。

もっと安く組むには?

正直クーラーはオーバースペックでした。もう少し安いもので大丈夫そうです。虎徹じゃ厳しいので忍者5あたりでも全然冷えそうな感じ

今考えるとRyzen9は中古で問題なさそうです。メルカリを半日くらい眺めていたら6万以内で3900Xか5900Xが買えそうだったので、中古で仕入れれば5950Xとかでもギリギリ10万以内に収まりそうではありますね。

税金と経費の話

なぜ、10万円以内に収めることが重要かというと、確定申告において

今年の経費として減価償却なしで計上できる

からです。

一般的に10万円を超えるパソコンは一括償却資産処理(20万円まで)という方法で3年で減価償却し経費に計上するか、普通に4年で減価償却する必要があります。税務署にもよるそうですが、GPU1枚ごとに計算するのではなく、リグ1台をパソコンとみなし経費として計算するのだとか。

模範的マイナーのリグに乗っているGPUの合計額は30万円はくだらないですよね。

例えば、今年にマイニングを初めて合計40万円のリグを組んでも今年の経費として計上できるのは10万円だけ、これでは結構な利益が発生してしまい税金を払わなくてはいけません。私は安月給なので20%で済みますが、マイナーの方はTwitterとかで見る感じでは結構な高給取りのイメージ。せっかくマイニングで稼いだお金を3割以上も持っていかれます。

そこで10万円以内のPCを組んで今年の経費に計上してしまおう という作戦。

しかもこれ何セットでも行けるんです。ということでギガハッシュおじさんは10セットくらいいっときましょう。まだまだ、Ryzen9 5900Xは豊富に在庫がありますが、このスキームに気づいたマイナーが買い占めるかもしれません。

確定申告の記事はこちら

Hive OS × flockpool × southxchange でRaptoreumマイニングを始めよう

ここからはやり方を書いていきます。パソコンの組み方とかはもっとわかりやすい記事や動画があるのでそこで見てください。歴戦のマイナーなら30分もあれば上の構成でパソコン組めるはず、私はRyzen触るの初めてなので1時間くらいかかってしまいました。

今回はHiveOSの大体の使い方は知っているという前提で説明していきます。HiveOSのインストールから初期設定までは

【HiveOSの導入方法】を画像35枚でわかりやすく解説します!
2020年マイニングのおすすめOSは【HiveOS】一択です。画像35枚で誰でも簡単にできる導入方法をご紹介。ディスプレイが不要でWEB上の遠隔管理。通貨やマイニングソフト、プールの設定など使い方も簡単です。安定安心の稼働を体感して下さい。

この方の記事がわかりやすかったです。参考にしてください。

southxchangeのアカウント作成。

SouthXChange

現在Raptoreum(RTM)を扱っている取引所の中で最も有名でそこそこ出来高の高い取引所です。

https://coinmarketcap.com/ja/currencies/raptoreum/

ほかの大きい取引所とかに上場してれば、そっちを使う方がいいかもしれませんが今のところここが最適です。

アカウント自体は免許証のコピーなどの送付は必要なくメールアドレスだけで作れます。日本語対応はしていないですが、簡単な単語がわかればすぐ作れます。

私個人的には2段階認証を設定することをおすすめします。すぐにビットコインに交換する予定だったり、逆に2段階認証のコードを紛失するのが心配な方は設定しなくてもいいです。

右側のメニューからwalletを選択。右側の通貨リストから“RTM”を選びます。ハート♡を付けておくと残高が画面上のバーに表示されて便利です。

※RAPとかRPTとかありますが必ず RTM を選んでください。間違えて受け取りアドレスを作るとGOXします。

Get new addressを選択して受け取りアドレスを生成します。

これでsouthExchangeでの作業は終了です。

ちなみに多くのマイナーがこの受取addressをプールに直接つないでRTMを受け取っていたので、southExchangeさんがブチギレて

RTMの最低入金額が100RTMからになりました。それ以下の入金はGOXします。

とのこと、マイナー諸君は反省して一旦、自分のローカルwalletを通すか、100RTM以下の送金をやめるかしましょう。

Hive OSの設定

次にHiveOSのフライトシートを作ります。

まずはwalletの登録。

さっき作ったsouthexchangeのRTMの受け取りアドレスをコピーします。
その後HiveOSのwalletからRTMのwalletを登録。

これでwalletの登録は完了です。次にフライトシートを作ります。
下の動画ではGPU用にEthhashをNiceHashに接続するフライトシートを作成していますが、GPUを積まないなら必要ないです。なぜかRTMの設定を先に組むと動かないのでGPUの設定からいれてください。

プールの方ではSSL URLsが推奨されています。Flockspoolのサーバーを選ぶ画面に SSL Urlsという項目があるので、選択してからサーバー設定してください。

最後にSetup Miner configからpassの部分に任意のパスを設定しましょう。これは次にプールの設定のときに使います。

あとはこのFlightSheetを実行するだけでマイニング開始です。

Raptoreumのマイニングアルゴリズムであるghostriderは最初のテストに2時間くらいかかります。待ってるのも惜しいので、プールの設定をする前に即実行しても問題ないです。

flockpoolの設定

現在Raptoreumのハッシュレートの半分以上を集める最大手のプールです、私はsupernovaとここしか使ったことないですが、flockpoolはアカウントの登録もいらずかなり使いやすいです。ただ、Raptoreumの51%以上ものハッシュレートを一つのプールが握っているという状況はあまり良くないので他のプールを使いたいひとは他のを使ってください。
※一応Raptoreumには51%攻撃に耐性があると公式がアナウンスしているため問題はないはずです。

Flockpool

まず、フロントのページの検索欄に先程生成した受け取りアドレスをペーストします。

最後に最低出金額の欄を101以上に設定してください。これは上にも書いたとおりsouthExchangeさんがRTMの最低入金額を100RTM以上に制限したことにより、それ以下の入金はロストしてしまうようになったからです。

ここでいうパスワードはFlightSheetを作るときにSetup Miner configで設定したpassを入力してください。また、ここのpassは最低一時間のハッシュレートの供給とその50%以上を供給しているworkerで設定したpassになります。リグが一つだけなら問題ないですが、複数のリグを運用予定の方は注意が必要です。

ちなみに、取引所のアドレスに直接つなぐのは取引所もプールも開発側も非推奨です。

私も自分の普段使いのパソコンでローカルwalletを作成し、一旦そこに送ってから取引所に送っています。今回はより簡単な方法を紹介しましたが余裕がある方は公式のwalletソフトを落としてきて、ちゃんとノードを立てて一回そこへためてから取引所へ送ることをおすすめします。
※低スペックPCで同期しようとするとかなり時間かかります。2日位は覚悟してください。

実際どうなの?収益性の話

現在(2021/11/19)のRaptoreumの総ハッシュレートは約300 MH/s、価格は6円くらいです。

5900XだとOCの設定を詰めない場合3400 H/sくらいのハッシュレートが出せます。

ここ数日でdifficultyが急上昇して、掘れ高は5900Xで一日33 RTMほど、5900Xの電力消費を120Wとして、電気代を25円/kwhで計算すると。

180 円/日

https://minerstat.com/coin/RTM?lang=ja

ちなみに今、普通に流通している6600XTなんかだと7万円で一日250円くらいの収益。

仮に30万で3090を買ったとしても一日850円くらいの利益が出ます。

どう考えてもGPUの方を買ったほうがいいですね。上にも書いたとおり今年の経費に計上できるとしてもGPUの方が収益性は高いです。やっぱりRTMのためにRyzen9でリグを組むのは正気とは思えません。

私の妄想の話

まあ、収益性は終わってるのはある程度わかって組んだのでここでは将来性の話をします。

CPUでマイニングできるコインといえばモネロ Monero が有名です。

Monero
Raptoreum

現在(2021年11月19日)時価総額はの差は約80倍

もちろん一概には比較できませんが、仮にRaptoreumの時価総額がMoneroの半分くらいに追いついたとすると現在から約40倍として、今日の掘れ高は7200円。月換算すると月収21万6千円。

あれ、私の初任給より多い!?
しかもリグの購入代金を2週間でペイできる~。

こんな夢がたった10万円で見れるなら、もう組むしかないですよね。

ちなみに今10万円で直接RTMを買った場合、40倍だと400万円です。上の一日7200円で計算しても500日以上かかりますし、こんな値段になったらもちろんdifiは上昇、一日1RTMすらも掘れなくなるはずです。

あれ?どう考えてもRTM直接買うほうがいいのでは?

最後に

私も参考にしているnoteでマイニング記事をたくさん書いていらっしゃる方もいっていましたがマイニングは趣味です。もちろん、収益性を追い求め効率の良い設備投資をするのは正しいことですが、多分半分以上のマイナーは

「いままでお金にならなかった自作PCの知識がお金につながるぞ~。しかも、組んだPCでマイニングをすれば実質無料で自作PCができる~。たーのしー。」

といった感じでマイニングしているはず、私も例に漏れず楽しくマイニングしています。だいたい、GPUが5枚も10枚もあってもマイニング以外では持て余しますよね。そうなれば、CPUを増やせるRaptoreumはまさに自作er兼マイナーの救世主。みなさんもぜひRaptoreumを始めましょう。

注意喚起

最近アマゾンで箱だけ送られてくるという事件が発生しているみたいです。価格comで値段詰めてから買う自作erは選択肢にいれないとは思いますが、今だけはPCパーツをAmazonで買うのはやめておいたほうが良さそうです。ドスパラ つくも パソコン工房 ソフマップあたりの通販か実店舗で買いましょう

ちなみにわたしは パソコン工房さん で買いました。最大20%還元のキャンペーンをやってるのでおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました